白い冬 到来
武漢にも本格的な冬到来。
昨日の日曜日、夜7時から外国語学院主催によるアフレココンテストが行われた。少し早めに宿舎を出て、会場である教学楼に向かった。外は朝からの雨…と思っていたら、傘に当たる雨粒の音がいつもと違う。みぞれ混じりの雨だった。肩をすくませて歩きたくなるほどの寒さに、思わずコートの襟をたててしまった。
ところで、コンテストは18チームが参加。うち日本語学部からは3チームが出場。第1次の競技では、いずれのチームも実力伯仲、まさに甲乙つけがたい出来だったように思う。少なくとも、僕が受け持たせていただいた審査では、ほぼ全チームがほぼ5点差の範囲内に集中していた。各チームとも、それなりにしっかりと準備をしてきたんだろうな、とわかる出来だった。
ところが第2次の競技は、その場で画面を見せられて、即興でアフレコを行うという形式であったため、各チームの素の実力が試されることになった。素材にはかなりレベルの差があって、運にも左右される結果となったけれど、やはり1位をとったチームは、さすがに「う~む」と唸ってしまうほどの出来のよさだった。残念ながら、日本語学部チームに課された素材は、教室で学ぶ標準語とはかなり趣が違うもので、本科2年生が即興で対応するには難しすぎるレベルのものであった。だから最終成績については、たとえ何等賞であれ、恥じ入る必要は全くありません。要は、このコンテストを楽しめたかどうか、です。いずれにせよ、全出場チームに惜しみない拍手を贈ります。
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コンテストが終わって、帰路についた。とは言っても、教学楼から宿舎までわずか徒歩4分ほどの距離ですけれど。外に出ると、みぞれは雪に変わっていて、プラタナスの枝々を白く染め抜きはじめていた。
今日も朝から雪がキャンパス内を舞い、目に映る景色を白色の世界に変えていた。ココアはまだ買いに行っていないので、午前中はコーヒーで代用しながら窓の外を眺めて過ごした。
さてさて、寒さは、これから次第に厳しくなっていくことと思います。風邪や新型インフルに気をつけて、皆さんが健康第一でこの冬を乗り切っていかれることを、願ってやまない深夜の僕です。
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