夏を待つ季節に
昨日のブログ日記については、特に閲覧制限を受けることもなくすんだようです。日本であれば、当たり前のことに過ぎませんが、この国では、国内政治史の「負」の側面について語ろうとするとき、それなりの配慮をしなくてはならない、という事実は覆い隠せないし、そのことをあえてここで指摘しておきたいと僕が思うのも、この国の将来を思えばこそなのです(ちょっと大げさな、と思われるかもしれないけれど…でも、その重要性はいつか必ずこの国の未来史が証明してくれると信じています)。
さて、と。重い話をするばかりが、ブログではないですよね。今日は一日ずっと部屋に閉じこもって過ごしてしまいました。やらなければならない仕事は、まだまだたくさんあるのだけれど、どうしても気分的に乗ってこない、という弱さが、僕の中に残っています。自分自身に対して焦る気持ちに耐えることが、今の僕の課題なんだ、と何かの呪文のように己に向かって言い聞かせています。
夕方、D老師から電話。夕食を一緒に、という誘いでした。最近、一人でいると食欲もわかないので、この誘いは天からの恵みに近い、と言っても誇張ではありません。西門前で待ち合わせ、群光広場へ。そこでおなかにやさしい和食をいただく。D老師とおしゃべりをしていて、ふと言われたセリフ…「『海辺の街の物語』の続きを読みたいですねぇ」。あああ、覚えていてくださいましたか…そういえば、去年大けがをして以来、そのお話は中断したままになっているのでした。同じセリフを、ほんの少し前、山東省にいる卒業生からも聞かされていたのでした。というわけで…はい、そうですね。書かなくては。一人でも続きを待ってくれる人がいるかぎり、途中で筆を折るなんてことはしたくないですから。でも、もう少し待ってくださいね。あのお話の続きを書くときは、僕は心身ともに完全に復調したときです。だから、あともう少し…真夏の日差しが肌に差し込みそうになる頃には、続編を、このブログに載せられると思います(笑)。
ところで、こんな時間だけど、キッチンで茹でていた枝豆が茹であがりました。さっと塩をまぶしてから、食べることにします。僕にとっては、これも夏の風物詩。へへへ、ではでは。
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