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迷いの中で

 今日はブログの更新をすべきか否か、迷いがあった。いや、実は今も迷い続けている。そして、迷いながらも、こうして書き始めている。

 人は、いつになっても迷う。その迷いがあるからこそ、何かを学ぶことができる。今日も、僕は一つのことを学んだ。

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 簡単に言えば、リハビリの難しさについて、僕は書こうとしている。決して、誰かに言い訳をしたいわけではない。しかし、結果として、そう受け取られるとしてもやむを得ないと、割り切ってしまうことにした。

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 事故から1年。体調については、ほぼ回復している、と自分では思っている。もちろん、命にかかわるほどの事故だったから、今も頭部に違和感は残る。それでも、担当医に告げられたとおり、3年間はリハビリ期間だと自分に言い聞かせているので、今の状況は必ずしも自分を苛立たせるほどのつらさはない。少なくとも、公私の「公」すなわち仕事に関するかぎり、去年の僕と比べて、大きく見劣りがすることはなくなってきた、と言うと、少し事故評価が甘すぎるだろうか?

 問題は、公私の「私」である。授業の際には、僕は自分のテンションを上げることができる。ところが、一旦教壇から降りて、宿舎に戻ると、自分でも情けないほど余力が残っていない。体力が十分に戻っていないという面もある。しかし、それ以上に問題なのは、やはり去年の事故から受けた心理的なダメージなのかもしれない。プライベートな生活では、どういうわけか自分を無理に奮い立たせることができないのだ。去年の僕は、公私ともに自分に高い目標を設定していた。その結果、自分でも気がつかない間に無理を重ねて、それが事故につながった。その二の舞だけはしたくない。そういう自制心が僕の中にある。その一方で、医師のアドバイスを忘れてもっと頑張らなくては、と考える瞬間もある。そうした逡巡の中で、僕はこの1年間を過ごしてきたとも言えるのである。

 最近、ようやく僕は「私」的領域についても、ゼロからの再スタートを切ろうと思い立った。文字どおり「ゼロ」からの再スタートを。成り行きから、中国語の学習をサポートしてくれる方も現れた。たとえ、どんなささやかなことでも、ペースメーカーがいることは、僕にとって、とてもありがたいことだった。

 ところが、リハビリとしてゼロから何かをやり直すというのは、若くて健康な人の目には、いかにもやる気がなく、怠けているように映るものらしい。その気持ち、不満は、よくわかる。それでも、この1年間僕がたどってきたよろめきながらのリハビリを知っている方であれば、たとえどんなに物足りなくても僕が再出発のために足を一歩踏み出そうとしていることも理解してもらえているものと、僕が一人合点してしまっていたらしい。結局、僕の中国語の先生は、僕のようなやる気のない者に教えたくはない、と席を蹴って去って行った。要するに、僕の甘えがもたらした、当然の結果だったのかもしれない。

 リハビリというものは、突き詰めて言えば、誰かの好意に頼るべきものではなくて、自分自身と向かい合って、ひとりでやるしかないということだ。心理面での回復には、とりわけそれが僕の個人的領域であればなおさらだけど、思ったよりも長い時間がかかるかもしれない。それは覚悟しよう。ただ、ご厚意に応えられず、失望を与えてしまった方には、この場をお借りして、心からお詫びしたいと思う(このブログを読んでくださるかどうかは問わない。言い訳をしたいわけではないので…)。つまり、これが、今日僕が身にしみて受け止めた教訓だった。今日僕が書くべきことは、それ以上でも、それ以下でもない。

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Author:一石亭華中
ようこそ、本ブログページへ。
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迎えました。
でも中国語はまだ初歩の初歩。
趣味は「お仕事」と散歩、それに写真撮影。
あ、それからお昼寝も…趣味のうち、かも…。

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凹んだとき、元気がでないとき、僕を支えてくれ、力づけてくれるウタを週替わりで紹介します。ちょっと古い歌が多いかも…ですが。今週も「ちょっと切ない歌」を。

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