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モノローグのためのモノローグとして

 昨日は本当に久しぶりに眠れない夜を過ごした(仕事での徹夜はこの前したばかりだけど…)。
 考え事をしていて眠るタイミングを失ってしまったのだ。こんなことは、僕にはめったにない(いつもならスリー・カウントで夢の世界に落ち込んでしまうから)ことなので、その対処の仕方も未だにうまくつかめなでいる(もちろんさっさと安定剤を飲んで寝るという手もあるけれど、これは最終手段)。とにかく布団にもぐり込んでもカラダが冷え切ったままで、いつまでたっても冷たさが体の芯から去らず、ずっとその寒さに震えていた。
 眠れぬままに僕が考えていたのは何だったのだろう?それをうまく表現することは今でもできないけれど、とにかく僕は自分の中の最もさもしい部分にぶつかってしまって、ひどく落ち込んでしまったのだった。
 そんな夜でも、朝は必ずやってくる。

 今朝は9時過ぎにL老師から来電。留学希望学生の面接と人材招聘の件で呼びだされる。人材招聘の件では、情報収集のため、以前お世話になったN大学のN教授、かつての教え子であるS大学のW老師に電話をかける。懐かしい声が、乾いた心の襞をわずかに潤してくれるような気がした。
 昼は、5人の学生、院生、留学生に食事に誘われ、群光広場の7Fで食事。少し早目の誕生祝いをしてもらった。彼らのさりげない心遣いにはいつも感謝の一言に尽きる。ほんとうにありがとう。

 16:34。日は早くも西に傾いている。今日はこの冬一番の冷え込み。そのせいかエアコンも効きが悪い。今夜も寒さに耐えながら仕事を続けることになるだろうか。それもいい、と今日の僕は思う。僕の心は僕を裏切ることはあるが、仕事は僕を裏切らない。

 明日にはきっといつもの自分に戻るから。がんばろう、自分。
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やがて哀しき「根性」派

 僕がまだ小学生か中学生だった頃のお話。
 当時、修学旅行などに出かければ、たいていの観光名所には、きまって子供でも何とか手の出る値段で、置物のお土産を売っていた。ご当地の名所をあしらった小さいな細工とそのわきにひと言文字の書かれた盾がセットになっているものである。その盾に書かれていたのは、かなり高い確率で「根性」という二文字であった。

 
 「根 性」


 これほど、その当時、つまり’60~’70年代にかけての世相を見事に言い表している言葉が、他にあるだろうか(少なくとも僕には思いつかない)。TVを見ても、「巨人星」「アタックNo1」などに代表される「スポ根」(=スポーツ根性)物が子供たちの人気を集めていたし、大人たちも、高度経済成長を支える企業戦士として、「根性」重視の精神論に心を奮い立たせていた。要するにそういうモーレツな時代だったのだ。僕もまたそういう時代の空気を吸って成長した。
 もっとも、今では、そういう言葉はちっとも流行らない。「根性」なんて、もはや前世紀の遺物のような言葉になってしまっている。もはや死語に近い言葉、なのかもしれない。

 ところで、昨日は久々にそうした「根性」まるだしで徹夜をしてしまった僕であった。が、さすがに今日はその反動が来て、頭痛は起きるわ、体は重いわ…。で、「根性」という不思議な磁力を持った言葉にカラダがついていけるほど、僕はもう若くはないことをいやというほど思い知らされてしまったのである。とてもつらいことだが、それを一つの厳然たる事実として受け入れなければならない、らしい。
 
 もともと僕は勘や要領のよい人間ではない。だから、それをごまかすために「根性」の二文字を振りかざして帳尻合わせのような仕事をしてきたようなところがないわけではない。けれど、これからは、もう少しきちんと長期的展望をもって、計画的に仕事をしなければならない、とつくづく思った。

 だけど、世の中には「三つ子の魂…」という言葉もある。喉もとの熱さが通り過ぎたら、きっとまた仕事をため込んで、「あとは『根性』あるのみ」とか何とか言いながら、ねじり鉢巻きで仕事をしてしまうんだろうな、哀しいことに僕という人間は。…決してほめられたことではないけれど。
  

通過点

 日本語能力試験を受験した皆さん、お疲れさまでした。これまでの頑張りの成果を十分に発揮できたでしょうか。みなさんのこれまでの努力に、まずは惜しみない拍手を送ります。 その上で―


 

「試験は終わった。しかし試練はこれから始まる」
僕がいつも言っている言葉を、あらためて皆さんにプレゼントしておきます。

今日はただの「通過点」にすぎません。
どうぞこれからもよろしく。

全面的に書きかえました。もとの文章にコメントをくださった方には、書き変えた理由はきっとわかってもらえると思います。いずれにせよ、どうもありがとうね。
 

僕がショートメールを削除できない理由

 僕は中国に来るまで携帯電話というものを持ったことがない。必要に迫られて、今では片時(1)も離さず持ち歩く(2)ようになっているけれど、こちらから電話をかけたり、ショートメールを送るなんてことはめったに(4)ない。いただいたショートメール(3)に日本語(ただしローマ字)と中国語の入り混じった(5)返事を書くのが関の山(6)だ。そういうわけなので、いただくメールも多い方ではない、と思う(誰かと比べてみたわけではないけれど…)。

 それでも、日に何通かは(たいていは学生からの質問や頼みごと(7)です)ショートメールが入る。ところが、たまに一日何のメールも入らず、あれっ?っと思って携帯画面を見ると、「受信箱ハ容量不足デス。不要ナめーるヲ削除シテクダサイ」と書いてある。

 どうやら(8)僕は、必要なものと不要なものをてきぱき(9)と選り分け(10)、「要らないモノ」をさっさと(11)(12)に消し去って(13)しまう、といった能力に欠けて(14)いるらしい。何がどうというわけで(36)もなく、ただ消すに忍びなかった(15)メールだとか、あるいははっきりと削除する勇気が持てなかったものだとか、つまりは僕の優柔不断(16)(17)のせい(34)で、いつの間にか(33)受信箱に積み上がって(18)しまったショートメールが、新しいメールをはじき出して(19)しまっているのである。

 考えてみれば、僕は万事何かを「捨てる」ことができない性格のようである。そのせいか、僕の部屋はいつもゴミ・ガラクタの類が所狭し(20)と居座り(21) 、自分の領域を主張している。見るに見かねた(22)(35)院生のW君あたりが―たとえば僕が帰国している隙(23)に―そうした「不要なモノ」きれいさっぱり(24)処分してくれていて、大いに(25)助かることがある。

 ショートメールもそうしてもらえばいいのかもしれないし、あるいは一定の時間が経過したものは情け容赦(26)なく自動的に削除されるようになっていればいいのかもしれない。でもショートメールにこめられた「気持ち」を考えると、僕は、それをうかつ(27)に削除してしまう気には、どうしてもなれないのである。部屋に散乱するガラクタ(28)の類も右に同じ…。

 

 かくして、僕の身の回り(29)には、消えそびれた(30)記憶たちが厚い層をなして降り積もり、僕をじっと(31)とり囲んで(32)いるのである。

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30年後…

 よく人から聞かれるものの一つに、二者択一型の問いがあります。たとえば性格判断テストで出てくるような。

 ―「あなたはイヌ派、それともネコ派?」

 ―「旅に行くなら海、それとも山?」

 ―「将来住むとしたら都会、それとも田舎?」

…エトセトラ(1)

 面と向かって突然女の子からそんなことを聞かれたとしたら(男の子からそんな質問をされることは、残念ながら?めったにない)、僕はたいてい「うーん」と唸って(2)、しばらくは答えに窮して(3)しまうに違いない。聞かれた時のシチュエーション(4)やその日の僕の気分ないし体調によって、答えはそのつど(5)異なる、ということも十分にあり得るからだ。

 それでも、冷静になって「究極(6)の選択をしろ」と問い詰められでもしたら、僕は「田舎に暮らしたい」と思っている「山好き」の「ネコ型」人間である、とまあおそらくはこんなふうな答え方に落ち着くことになるんだろうな、って気がする(あいまいな表現ですみません)。

 

 実際、僕はどちらかといえばマイペース(7)型の人間で、うまく人と調子を合わせることが苦手だから、やたら(8)と忠実ですぐに人になついて(9)しまう犬より、、「個人主義」的生活が信条のネコたちの方に、かえって気安さを感じてしまう。その方がお互いに気疲れしないですむのではあるまいか、と。山や田舎への志向性は、もう自分の幼少体験が決定的な素因となっている。…つまりすっごい田舎育ちってことです、僕は。

 

 というわけで、今日はふと30年後の自分について想いを馳せて(10)みたわけです。もしかすると中国の小さな村の一軒家でネコを膝に抱いて、日向ぼっこ(11)をしている僕の姿を…。

 しかしまあ、それはそれできっと幸せな老後なんだろうな、と僕は思う。それもほとんど確信的に。

 

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「お風呂を買ってルンルンしよう」(12/18)中国語訳が追加されました。2008-12-20 NEW

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「16Daysのカウントダウン」(12/16)中国語訳が追加されました。2008-12-18 NEW

「お風呂を買ってルンルンしよう」(12/18)語注が追加されました。2008-12-18 NEW

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「夢が試される場所」(12/11)語注が追加されました。2008-12-11 

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一石亭華中

Author:一石亭華中
ようこそ、本ブログページへ。
一石亭は中国在住8年目を
迎えました。
でも中国語はまだ初歩の初歩。
趣味は「お仕事」と散歩、それに写真撮影。
あ、それからお昼寝も…趣味のうち、かも…。

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凹んだとき、元気がでないとき、僕を支えてくれ、力づけてくれるウタを週替わりで紹介します。ちょっと古い歌が多いかも…ですが。今週も「ちょっと切ない歌」を。

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